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子宮に痛みを感じた時、疑う病気は!?

生理ではないのに子宮が痛むという事はありませんか? しかしほとんどの女性は少しの痛みくらいなら生理で慣れてしまっているので、気にしないという方も多いようです。ですが子宮を中心に下腹部痛を起こす原因には、様々な病気が隠れている可能性があるので、あまりに痛いなら放置してはいけません。では子宮が痛む様々な原因をご紹介します。

子宮の痛みの原因① 子宮筋腫

まず、最初に紹介するのは子宮筋腫です。女性なら知っているという人がほとんどではないでしょうか。実は小さな腫瘍も入れたら、40代の女性4人に1人は子宮筋腫を持つといわれています。子宮は筋肉で出来ていて、筋肉の細胞が異常に繁殖することによって出来た腫瘍を子宮筋腫と呼びます。腫瘍自体は良性で害はないので、そこまで心配はいらないのですが、大きくなると他の臓器を圧迫して、様々な症状が出てくるので注意が必要です。どのような症状が出てくるのかというと、腫瘍が出来る箇所によって症状は異なるのですが、月経量が増えたり、月経にレバーのような血の塊が混ざったり、便秘に頻尿、腰痛がひどくなる、貧血などがあります。さらに妊娠しにくくなる、流産しやすくなるなどの症状もあるので、大きくなると生活に支障が出てきます。治療法は手術療法と薬物療法があり、その時に合わせて対応していくことになります。子宮の痛みが気になったらこの病気を疑いましょう。

子宮の痛みの原因② 子宮内膜症

そして次の子宮の痛みの原因は、子宮内膜症です。これは20代~30代の女性を中心に増えており、40代で最も多い病気です。子宮内膜症とは、子宮の内側にしかないはずの子宮内膜が、子宮以外の場所(卵巣や腹膜など)で増殖と剥離を繰り返して、さまざまな痛みを引き起こしてしまう病気です。子宮の内側にある子宮内膜は、生理の時に月経血として体の外に出ていきますが、子宮以外の場所で増殖した子宮内膜はお腹の中にとどまってしまい、炎症や癒着を起こして痛みの原因になります。症状としては月経量が増える、月経以外の出血、腰痛、性交痛、生理痛がだんだんとひどくなるので、そのまま放置することが出来なくなります。さらに、妊娠しにくくなる恐れがあるので治療をした方が良いです。治療法は薬物療法と手術療法があり、場合によっては併用することがあります。

子宮の痛みの原因③ 子宮付属器炎

そして、子宮付属器炎というものもあります。この病気はあまり聞きなれないかもしれませんが、子宮付属器炎は卵巣と卵管のことを指し、そこに炎症が起こることを言います。この病気の原因は膣炎やクラミジアなどが原因で、子宮頚管から子宮内膜、卵管、卵巣へと感染が広がることにより、骨盤内に強い炎症を引き起こします。症状としては、子宮左右の痛み、熱が出る、気分が悪くなる、嘔吐などが起こることがあるので、早めに治療することおすすめします。さらに不妊の原因になることがあるので、そのまま放置するのはおすすめしません。そして、治療は基本的には薬物療法を用います。適切な治療をしないで放置すると、どんどん炎症が拡大して手術が必要になることがあるので、出来るだけ早めに病院で治療をするようにしてください。

子宮の痛みの原因④ 卵巣嚢腫

次の原因、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を紹介します。これは卵巣に嚢腫が出来る病気で、腫瘍の性質によりいくつかに分類されます。腫瘍が大きくなるとその重みで卵巣がねじれてしまい、急激な痛みが襲います。また、ねじれたことにより、血行が悪くなり、卵巣が壊死してしまうことがあるので注意が必要です。腫瘍が出来る箇所によって症状は異なるのですが、腰痛、子宮の左右激しい痛み、下腹部満腹感、嘔吐などがみられます。治療は手術療法になるので、大きさによって手術の方法や費用も変わります。卵巣嚢腫が見つかったらすぐに治療しなければいけないのですが、子宮は沈黙の臓器と呼ばれるほど、自覚症状がないので、発見する事はなかなか難しいのが現状です。検診を受けて初めて分かることが多いので、定期的に検診をすることをおすすめします。

妊娠の可能性も

実は、妊娠初期にも子宮周辺の下腹部に痛みが生じることがあります。痛みの感じ方や部位はそれぞれ違うのですが、生理痛に似た鈍痛、下腹部をチクチクと刺す鈍痛、子宮をひっぱられるような痛みなどと言われています。また、妊娠の痛みは一日中続く人から波がある人、ほとんど痛みを感じない人までいるので、どのようになるかは妊娠してみないと分かりません。原因は子宮における変化で受精卵が子宮内膜に着床することで、子宮の状態に大きな変化が生じ、痛みを引き起こすと考えられています。そして、生理予定日の1週間前あたりに痛みを感じることが多いので、この時期に痛みがあれば妊娠したかもしれないと思ってもいいでしょう。ですが、1ヶ月もたてば痛みはなくなっていくので、最初だけの痛みのようです。

まとめ

このように子宮が痛む原因を紹介しました。子宮の痛みは生理と関係したものが多いのですが、中にはこれらの病気が原因で痛みがある場合があるので、もし、いつもと違う痛みを感じたらすぐに病院へ行くようにしてください。中には重篤な場合があり、すぐに手術が必要なこともあります。いつもの痛みだからとそのままにしておかないで専門家に見てもらうことをおすすめします。

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